治療院やサロンの集客(集患)ツールといえば
- ホームページの運営
- Googleマイビジネス
- エキテンなどのポータルサイトへ登録
などが挙げられます。
そこで頭を悩ませるのが、文章を中心とした読者に伝えたい情報ではないでしょうか?
とくにムズかしいのは、Googleマイビジネスやポータルサイトのサービス。
「読みにくいな……」と感じてしまう文章を掲載しているページも存在します。
(クリニックなど医療機関のページや治療院のブログなど)
そこで今回の記事では、テキスト(文字、記号)だけで文章を読みやすくするためのポイント5つを例文とあわせて紹介させていただきます。
Googleマイビジネスやポータルサイトはもちろん、メールでも使える内容となっているので参考にしてみてください。
※今回のテーマは、あくまでもレイアウト的な「見た目の読みやすさ」を意識した内容です。
そのため定番の「ペルソナ設定&結論ファースト」などについては、くわしく記載しておりません。
✔筆者の実績
- 所持免許:柔道整復師、鍼灸師
- 鍼灸整骨院を開業→廃業→現在はブロガー、ライターとして活動中。
- 1年間で80万文字ほど執筆(ブログ内に100記事以上、ボツ記事70記事+ライター案件)
- 一部の記事はGoogle検索にて上位表示(月間検索ボリューム100~1000のキーワードにて)
柔整師&鍼灸師向け:読みやすい文章を書くためのポイント5つ
※ここからは文字、記号をまとめて「テキスト」と表示します
くわしい内容に入る前に、まずはカンタンな例文を見比べてみましょう。
(内容については流し読みでオッケーです)
✔例文:テーマ腰痛
腰痛について
現在の日本では、腰痛に悩まされている人の割合が10人に1人といわれています。これだけ多くの人が悩まされていることから、もはや国民病ともいえます。腰痛の原因には、筋肉など炎症、ヘルニアなどの神経痛、筋力不足、加齢による骨の変形、内科疾患というものが挙げられます。
治療を受けるには整形外科や整骨院、鍼灸院を利用することになります。治療法としては、整形外科なら湿布や内服、痛み止めのブロック注射、リハビリとなります。
整骨院や鍼灸院では、施設によって治療内容が異なるケースもあるので、事前にホームページ等で確認しておきましょう。また、どちらも健康保険が利用することができる場合もあります。
適切な治療を受けて、国民病でもある腰痛に悩まされる日々から解放されましょう。
自分で書いておきながらいうのもなんですが、恐ろしく読みにくいですね 笑
この文章に、さきほどのポイント5つ
- 見出しをつくる(重要!)
- 箇条書きを活用
- 改行でスペースをつくる
- 体言止めでリズムをつける
- 冗長表現はほどほどに
を使ってみましょう。
✔例文:修正後
~腰痛について~
現在の日本では、腰痛に悩まされている人の割合が10人に1人。
これだけ多くの人が悩まされていることから、もはや国民病といっても過言ではありません。
【腰痛の主な原因】
- 筋肉など炎症
- ヘルニアなどの神経痛
- 筋力不足
- 加齢による骨の変形
- 内科疾患
などが、挙げられます。
【治療を受けるには】
整形外科や、整骨院、鍼灸院を利用しましょう。
✔整形外科のの主な治療内容
- 湿布や内服などの処方
- 痛み止めのブロック注射
- リハビリ
などを行います。
✔整骨院や鍼灸院の場合
注意点が2つあります。
- 施設によって治療内容が異なる
- 健康保険を使えるケースor使えないケースがある
あらかじめ、ホームページなどで確認しておきましょう。
【まとめ】
- 腰痛は国民病
- 主な原因は5つ
- 治療は整形外科だけでなく、整骨院や鍼灸院でも受けられる
適切な治療を受けて、国民病でもある腰痛に悩まされる日々から解放されましょう。
テキストだけで、例文を修正してみました。
内容としてはおなじことを書いていますが、読みやすさという点では段違いではないでしょうか?
ここからは、本題でもあるポイント5つについてくわしくみていきましょう。
見出しをつくる:記号を活用しよう(重要!)
まずは文章のパートごとに、記号を使って見出しをつけましょう。
このあとに紹介するポイントを差しおいてでも、見出しだけは作ることをオススメします。
✔見出しがあると…
- 文章の読みやすさに天と地ほどの差が生まれる
- 各パートごとで読者が内容を把握しやすくなる
- 書き手としても内容を整理しやすい
Googleマイビジネスなどでは、Wordpressのようにサクッと見出しを作れません。
そのため、記号をウマく活用することをオススメします。
見出しってナニ?
このページでいうなら↓↓のようなものです。
文章を各パートごとに、わかりやすくするために使用します。
例文を振り返ってみよう
修正前の例文の前半部分を、確認してみましょう。
現在の日本では、腰痛に悩まされている人の割合が10人に1人といわれています。これだけ多くの人が悩まされていることから、もはや国民病ともいえます。腰痛の原因には、筋肉など炎症、…以下、省略
↓↓
修正後
現在の日本では、腰痛に悩まされている人の割合が10人に1人。
これだけ多くの人が悩まされていることから、もはや国民病といっても過言ではありません。
【腰痛の主な原因】←見出し
- 筋肉などの炎症
- ヘルニアなどの神経痛
- 筋力不足
・
・
・
【治療を受けるには】←見出し
整形外科や、整骨院、鍼灸院を利用しましょう。
✔整形外科のの主な治療内容←小見出し
・
・
・
以下、省略
となります。
そのため修正後の構成としては
~腰痛について~(タイトル)
冒頭分
【腰痛の主な原因】→見出し
【治療を受けるには】→見出し
✔整形外科のの主な治療内容→小見出し
✔整骨院や鍼灸院の場合→小見出し
【まとめ】→見出し
となっています。
見出しによく使う記号
【】、~、○、✔ などを使用します。
✔入力方法
- 【】・・・「」を変換
- ~・・・ーを変換
- ○・・・「まる」と入力後、変換
- ✔・・・「チェック」と入力後、変換
参考までに。
箇条書きを活用:だらだらと文章を書かない
見出しのつぎに重要なポイントが「箇条書き」です。
✔箇条書きを入れることで
- だらだらと文章が続くのを防ぐ
- 読者が内容を理解しやすくなる
- 視覚情報の変化により読者の脳への負担を軽減
Googleマイビジネスなどでは、文章のあいだに画像を入れられないため、文字だけが並ぶことになるので注意が必要です。
箇条書きをウマく活用して、視覚情報に変化をつけましょう。
例文を振り返ってみよう
修正前
腰痛の原因には、筋肉など炎症、ヘルニアなどの神経痛、筋力不足、加齢による骨の変形、内科疾患というものが挙げられます。
↓↓
修正後
【腰痛の主な原因】
- 筋肉など炎症
- ヘルニアなどの神経痛
- 筋力不足
- 加齢による骨の変形
- 内科疾患
などが、挙げられます。
たぶんですが100人中99人が、箇条書きを入れた文章の方が読みやすいと答えるはず。
論文を読むと実感できると思いますが、単調な文章がずっと続くと脳への負担はかなり大きくなります。
読者とって負担の大きい文章は、ネット上だと相手にされないことも。
あくまでも、読者ファースト。
テキストしか使えなくても、箇条書きは可能です。
ウマく活用しましょう。
人間の脳は視覚情報が8割~9割を占めるといわれています。
そのため文章を書く時は、視覚情報の変化をつけて読み手の負担を減らしましょう。。
改行でスペースをつくる:詰まっていると読みにくい
改行を使って、画面内のスペースをつくっておきましょう。
✔改行やスペースがないと…
- 文章に圧迫感がでてしまう
- 読んでいて息が詰まる
- なんなら読む気が失せる
ここまで「見出し、箇条書き」と確認してきたので、なんとなく気づいている方もいると思いますが、文字が詰まっていると正直いって読みにくいです…
句点(コレ→。)ごとに改行を入れるくらいでも、個人的にはオッケーかと。
例文を振り返ってみよう
✔改行&スペースなし
現在の日本では、腰痛に悩まされている人の割合が10人に1人といわれています。これだけ多くの人が悩まされていることから、もはや国民病ともいえます。腰痛の原因には、筋肉など炎症、ヘルニアなどの神経痛、筋力不足、加齢による骨の変形、内科疾患というものが挙げられます。
✔改行&スペースあり
現在の日本では、腰痛に悩まされている人の割合が10人に1人といわれています。
これだけ多くの人が悩まされていることから、もはや国民病ともいえます。
腰痛の原因には、筋肉など炎症、ヘルニアなどの神経痛、筋力不足、加齢による骨の変形、内科疾患というものが挙げられます。
すべておなじ文字を並べていますが、改行とスペースを入れるだけでも見た目は大きく変わるのが実感できるのでは?
人間も文字も「密」はダメですよ。
体言止めでリズムをつける:「です、ます」ばかりになりがち
✔体言止めとは?
文末を単語で終わらせる表現のこと
この記事内の例としては”あくまでも、読者ファースト。”といったカタチで使用しています。
文末が「です、ます」ばかりになると、文章を読んだときのリズムが不自然になるので注意しましょう。
なんなら書いている側としても「です、ます」が続くと、気持ちわるいです。
例文を振り返ってみよう
現在の日本では、腰痛に悩まされている人の割合が10人に1人といわれています。これだけ多くの人が悩まされていることから、もはや国民病ともいえます。腰痛の原因には、筋肉など炎症、ヘルニアなどの神経痛、筋力不足、加齢による骨の変形、内科疾患というものが挙げられます。
↓↓
現在の日本では、腰痛に悩まされている人の割合が10人に1人。
これだけ多くの人が悩まされていることから、もはや国民病といっても過言ではありません。
【腰痛の主な原因】
・
・
・
以下、省略
例文がわざとらしいので修正もカンタンですが、実際に文章を書いていると知らないあいだに「です、ます」が続くこともあるので注意が必要です。
体言止めは文章のリズムをよくするだけでなく、使うタイミングによっては読者をグッと引き込める要素となるのでウマく活用しましょう。
使い過ぎたら、文章が軽い印象になるので注意。
(コレも体言止め)
冗長表現はほどほどに:という、ことができ、すること
✔冗長表現とは?
という、ことができ、すること
などを使った文章を指します。
例文を振り返ってみよう
例文で使った場所は3か所。
それぞれ修正してみましょう。
×内科疾患というものが挙げられます。
→○内科疾患が挙げられます。
×整骨院、鍼灸院を利用することになります。
→○整骨院、鍼灸院を利用します or 利用できます。
×健康保険が利用することができる場合もあります。
→○健康保険が利用できる場合もあります。
となります。
たぶんですが、ブロガー、ライターの方でも、知らず知らず使ってしまう表現です。
文章を強調したいとき以外は、なるべく控えましょう。
✔強調の例
- じつは○○という病気は…
- 整骨院でも骨折の治療をすることがあります。
- マッサージでも保険を利用することができます。
など。
おまけ:メールの引用など
仕事のメールで相手から要望や質問があった場合は、内容を引用した内容で返信します。
✔実例
ランサーズにおけるクライアントと筆者のメール内容の一部です。
青文字はクライアントの要望や質問を引用した部分
緑文字は筆者の返信内容
>①箇条書きについて
適宜、箇条書きを利用していただいて問題ありません。
→
承知いたしました。
箇条書きの部分については、説明を付け加えた内容で作成していきます。
>①箇条書きについて
適宜、箇条書きを利用していただいて問題ありません。
→
一度、作成イメージを画像を送らせていただきますので、
ご確認していただければと思います。
記号については、クライアントが使用しているものにあわせて返信していました。
その他、意識すべきポイント
- ペルソナ設定
- 結論ファースト
- 漢字とひらがなの割合
などを意識して書けたらサイコーです。
これがまた結構ムズかしい…
文章をウマく書けるようになるためには?
そのほかマーケティング、ライティングについては、以下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
✔セールスライティングを学ぶなら
チョイ高めですが、”クロネコ屋の収益を4倍にするセールスライティング講座”がオススメです。
とはいえ、いきなり1万以上も出すのは勇気がいるので、クロネコ屋さんの無料メルマガ登録から始めてみてはいかがでしょうか?
さいごに
柔道整復師、鍼灸師などセラピストの仕事が本業なだけに
文章力を鍛えるより、新しい治療法の記事とか論文を読みたいぜ!
というのが正直なところでしょう。
その気持ちはわかります。
が、文章力は鍛えておいて損はしません。
とくにこれから開業を目指す、あるいは開業した先生にとって、集客(集患)は頭を悩ませるポイント。
文章力を鍛えておくことで、集客ツールとなるホームページはもちろん、エキテンなどのポータルサイト、広告などで応用できます。
とくに写真などでゴマかしがききにくい、Googleマイビジネスやエキテンなどでは文章力が大きく問われるでしょう。
ページを見た人、文章を読んだ人にとって、響くものがなければ行動を起こしてくれません。
いいかえると、自分の院に来てもらえない=機会損失につながることに。
文章力を鍛えておいて、悩みの種を1つだけでも減らしておくことをオススメします。
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≫【鍼灸&整骨院】ホームページは外注?自分で作ることで得られるメリット5つ
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参考にしてみてください。
ちなみにネタバレしておくと、サーバーについてはエックスサーバーがオススメです。
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登録方法については、以下のリンクを参考にしてみてください。
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