柔道整復師や鍼灸師の先生方なら、独立開業を目指すケースも多いでしょう。
そこで気になるのが、テナントの情報。
店舗を構えるなら切り離せない問題ですよね。
先日、このようなツイートをしました。
開業前にテナントを探していた時、担当者から送られてきたメールについてのツイート。
今回の記事は、この何気ない(?)ツイートを深掘りしていきたいと思います。
コラム的な内容ですが、今後の生き方のヒントになる部分もあるので、興味のある方スクロールください。
サクッと3分くらいで読めますよ。
将来に大きな夢や希望を持っている人は、読まない方がイイです。
心理的瑕疵(かひ)のある物件との出会い
大阪市内の中心地からはやや外れるものの、小綺麗なニュータウン的な場所です。
建物の築年数も15年くらいなので、そこまで古くない。
坪単価も5,000円と、なかなかの破格。
お?
これは結構いいんじゃないの?
ですが、しばらくして担当者より以下のメールが届きます。
心理的瑕疵のある物件=事故物件というやつですね。
冒頭のツイートの通り、前テナントは「整骨院」
くわしい理由まではわかりませんが、店舗内で自○されたようです。
さすがに辞めておきました。
ただ、不幸にもこのような選択をしてしまったことに「日本的な問題点」が見え隠れしているのではないか?と感じたんですよね。
日本的な問題点とは?
※お金に困って自○したという前提で、話をすすめていきます。
かりにお金に困っていたのであれば、自己破産という選択肢もありましたが、その発想にはいたらなかったようで。
✔自己破産とは?
・自己破産とは、債務の返済ができなくなった個人の申立てにより開始される破産手続のことです。
引用元:法テラス
・個人である債務者が破産手続開始の申立てをしたときは、同時に免責許可の申立てをしたものとみなされます。
ただ追い込まれた人の心況を考えると、そこまで頭がまわらなかったのでは?
と予想します。
- 失敗したらどうしよう・・・
- まわりに顔を見せられない・・・
- やめても借金が残るだけ・・・
もうダメだ、○ぬしかない。
まさに一人で、四面楚歌状態。
人間って不思議な生き物で、こんな状態に陥ってしまうとカンタンに抜け出せないんですよね。
「諦めたらそこで試合終了だよ?」をこんな時に言われても、さらに追い込まれるだけです。
あぶない時は、逃げるのもひとつの選択肢です!
チャレンジを許さない日本の環境
『ユダヤ人の成功哲学 タルムードの金言集』では、以下のように書かれていました。
日本では金持ちにしかお金を貸さない。
引用元:ユダヤ人の成功哲学 タルムードの金言集
~
これではベンチャーなど育つわけがない。「貧しい者には手を差し伸べよ」というヘブライ聖書の神の声は、日本にはまったく届いていないようだ。
日本ではお金のない人に、お金はまわってきません。そのため起業に失敗して大金を失ったら、再チャレンジへのハードルがグンと高くなります。
残念ですが、日本では一度大きな失敗をしたら世間の目は冷たくなります。
会社のような組織では、大きなプロジェクトに失敗すれば居場所がなくなることも。
そのため起業どころか、チャレンジする人がすくないのは当然なんですよね。
海外の事例
有名な話なので知っている方も多いと思いますが、シリコンバレーでは「失敗」したことのない人は評価されません。
理由はシンプルで「チャレンジしたことがない」と判断されるから。
「ぬるま湯につかってんじゃねーよ、タコが」
といった感じですかね。
日本では…
いっぽうで、日本ではチャレンジしている人を見ると「意識高い系w」とかいってバカにする風習がありますよね。
これって、昭和の古くさい考えが残っている証拠かなと。
奴隷労働が当たり前だった人間が自分たちを否定したくないから、こういった奴隷製造のための教育が続けられているのかもしれません。
子供のころならまだしも、大人になってもその感覚が残っている人が多いのは控えめにいってマズい。
このあたりの話は、柔道整復師が希望の勤務先を3ヶ月でやめた5つの理由を公開【逃げてもOKです】でくわしく書いています。
解決策:早めに挫折しておこう
個人的には、いきなり大きな失敗をして追い込まれるよりも、早いうちにチャレンジして失敗も経験しておくべきかなと。
その結果、自分の生き方を見つけることが結局のところ、人生の幸福や安定を生むと思っています。普段から慣れていれば、失敗したからといって自○なんて発想にはいたらないはず。
いまの世の中、キラキラだけで生きていけるとは思えません。
なので、早めに小さな失敗をしておきましょう。
ちなみにボクの失敗談はこちらのリンクで確認できます。
≫【柔整&鍼灸】開業しても食えない?ボクが廃業した理由を公開【解決策は?】
≫柔道整復師が希望の勤務先を3ヶ月でやめた5つの理由を公開【逃げてもOKです】
チャレンジすれば失敗するのは当然
実際のところチャレンジしたら、失敗することの方が多いんですよ。独立開業を経験している人なら、イヤというほどわかると思います。ユニクロの柳井社長の書籍のタイトルからもわかるように、チャレンジすれば「1勝9敗」があたり前です。
小さなチャレンジから始めよう
カンタンにチャレンジできることといえば「発信活動」です。
発信活動を通じて「小さな失敗を経験」しておきましょう。
こんなこというのもなんですが、ハードル低いのに「なぜ、みんなやらないんだろう?」と思っています。
が
ほとんどの人はやらない。
いいかえると、発信している人=少数派ということ。
発信しているだけで、少数派に入れるなんてスゴいことだと思いませんか?
発信を通じて、自分の存在がどのように評価されるのか?
をカンタンに確認できてしまいます。
評価されなくても「何がいけなかったのか?」を考えることが可能です。このあたりについては、ちきりんさんの『マーケット感覚を身につけよう』を読めばより理解できるかと。
書評については、以下のリンクにまとめているので参考にしてみてください。
≫【書評】マーケット感覚をみにつけよう【フリーランス、副業にチャレンジする人は必読!】
それでもチャレンジしたくない人はどうする?
とはいえ、しんどい時ってありますよね?
そんな時は人生をハックした、プロ奢ラレヤーさんの書籍でも読んでみましょう。
今までの「あたり前」をくつがえす内容がまとめられた1冊です。
取り繕った笑顔で生活している人に是非読んでほしい。
なんというか、世の中真面目過ぎてガンバるのがあたり前、みたいな空気は正直しんどいときもあるんですよね。
まわりに合わせると自分を見失います。
ホントにやりたいことならともかく、やっててイヤなことをムリして続けたところで自分が壊れるだけなので。
最悪、冒頭にお伝えしたような結果になりかねないかと。
しんどかったら開業しなくてもいいし、アルバイトでもいいんです。
嫌なことはやめてしまって、やってても嫌じゃないことを探しましょう。
そんなことを気づかせてくれる1冊です。
≫『嫌なこと、全部やめても生きられる』をAmazonでチェックする
≫『嫌なこと、全部やめても生きられる』を楽天でチェックする
あわせて読みたい
≫【鍼灸師は必読?】書評:精神科医がみつけた3つの幸福【幸せの作り方が学べる1冊】
≫【柔整&鍼灸】もう頭が悪いといわせない?マーケティング関連書籍5冊
コメント