【書評】介護員だけどムカつくので虐待してやった【医療&介護職員は必読!】

介護員だけどムカつくので虐待してやった


医療や介護の現場にいると

  • 人手不足で1人当たりの業務の負担が大きすぎる
  • 周りのスタッフになじめない
  • 理不尽なクレームを言ってくる患者や利用者の対応にイライラしている


このような悩みを抱えている方は多いのでは?


医療や介護の仕事は知識や技術は大事。
でも、それだけではやっていけないのが、医療や介護という仕事のムズかしいところですよね?


いろんな意見があり「正解」といえるモノがわからない・・・
そんなことから悩みは日々大きくなるばかり。


ときには日常の業務が、心にズシッと重くのしかかることも…


そんな時に読んでいただきたい1冊が”介護員だけど虐待してやった”です。


タイトルからは想像もつきませんが


介護業界の問題点とともにミステリー、ラブストーリー


3つの要素を同時に楽しめる内容になっていますよ。

この本を読むことでわかること
  • 現在の医療や介護業界の問題点
  • 「虐待行為」をしてしまう人の心理
  • 問題を放置した結果、どのような事態に発展するのか?


話の内容としては、複雑な人間関係がまねいたチョットかなしいラブストーリーのような展開。
しかし、現場を知っている方ならドキッとする場面があったり、共感できるポイントはかなり多いはず。


いそがしい現場にい振り回されている人にこそ、いちど自分を客観視するために読んでほしい1冊となっています。
物語に出てくる登場人物の姿は「明日は我が身」といっても過言ではありませんよ。

サクッと読めるので隙間時間にいかがでしょうか?

✓補足


kindle書籍となっており、なんと”101円”で読むことができます!(令和3年2月時点)
101円の投資で「未来の自分」が見えるかも?

Amazon
Amazonより引用

※いつまで101円で読めるかはわからないので気になった方はお早めに。


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介護員だけどムカつくので虐待してやった:大まかな内容について

前半:介護業界の問題点について
中盤:虐待事件が発生、物語は核心へ
終盤:悲しいラブストーリーのような展開


カンタンにまとめると上記のような内容となっています。

もうすこし、くわしくみていきましょう。

前半:介護業界の問題点について

介護業界の問題点について
  • 超高齢化社会、
  • 人手不足による業務の過酷さ
  • 認知症介護の現実


といった、現場にいる人にとっては身近な問題点をもとに話が進んでいきます。

話の設定としては”認知症の利用者が多い施設”となっています。


また医療的用語や保険制度を解説するかのようにセリフとして出てくるので、チョットした勉強や復習にもいいですね。

本のなかでは

  • 人格障害
  • ジストニア
  • レビー小体型認知症

などが出てきます。

中盤:虐待事件が発生、物語は核心へ

虐待事件が発生、物語は核心へ


タイトルのとおり高齢者への「虐待」をキッカケに謎が謎を呼ぶ、ミステリー小説のような展開へと入っていきます。


本格的な警察の捜査が始まることで、主人子たちの運命はいかに?


取り調べの内容はドラマさながらの展開になっていますよ。

終盤:悲しいラブストーリーのような展開

悲しいラブストーリーのような展開へ


登場人物による複雑な感情が入り混じった”ラブストーリー”となっています。
ピュアな感情がまねいた悲しい展開へ…

補足:ページ数、読み終えるまでの時間


ページ数は308ページで、実際に読み終えるのには7時間ほど(1日1時間ほどで1週間)となりました。


ボクは読むスピードがが遅いのでアテにならないかもしれませんが参考までに。
※kindle上では”8時間16分”となっています。

Amazonより引用
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主な登場人物は4人

登場人物 六道
登場人物 佐野
登場人物 森下
登場人物 広田


ほかにも、同じ施設に勤務する職員や施設長、警察官など個性的なキャラクターが登場します。

Amazonの口コミ

高評価レビューの例(Amazonより引用)

★★★★★(星5つ)
100円とは思えないおもしろさ。引き込まれました。
まあ、《こういうの、あり?》と思わされる誤植は沢山ありますが、それを越えて楽しめました。介護に従事する方の苦労も、少しは分からせてもらったような気がします。

★★★★★(星5つ)
私も現役で働いてる介護職員です。
主人公の六道さんと自分が同一人物であるかの錯覚を起こすほどこの物語はリアルで、絶望的でした。
今は特養からデイサービスへ移動して充実した日々を送ってますが、未だに特養にいたら六道さんと同じ道を辿ってたかもしれないです。

★★★★(星4つ)
介護業界にいる者なら、考えさせられる内容でとてもよかったのですが、本のタイトルがもったいないと思います。


介護現場を知っている人からすると、かなり共感できる内容だったということでしょうか?
高評価のレビューが多くなっています。

101円で読めるからといって、内容がペラペラの薄いものではないことがレビューを見てても伝わりますね。

68%の人が星5つをつけていますよ。

低評価のレビューは少ない(Amazonより引用)

★★(星2つ)
介護の現場の描写は一定のリアリティはあります。ただ、作者の鑑涼という人が何者なのか、どういう経歴なのか、どのような取材をしたのか等は不明なので、あくまでも娯楽小説として読むべきもので、写真の帯のように、これを読んで「福祉通」気分になるのはどうかと思います。また、やたら誤植が多いのが気になりました。


低評価のレビューについては、具体的なものが上記の1件しかありませんでした。


たしかにこのレビューのとおり、作者は謎で経歴もわかりません。
また誤字があるのも事実です。


とはいえ、101円で読めると考えれば十分すぎる内容となっています。


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介護員だけどムカつくので虐待してやった:個人的な感想


社会や介護業界の問題点が、リアルに書かれている作品と思いました。
作者の鑑涼さんは介護の問題だけでなく、幅広い知識を持たれた方という印象です。

問題点の描写

問題点の描写

認知症の患者を縛り付けたりとか、本来 必要としない処置 でも、医療点数が高いから行っていたり とか、そんなのを見てさ、なんか嫌になってしまってね。


上記のセリフは、かつて老健に勤めていた主人公の六道のもの。
医療関係者なら、思い当たる内容となっていませんか?

また、介護業界の離職率や、仕事内容についてのセリフでは以下のようなものがあります。

毎年 15 ~ 20%にも及び、特に今年は20% 近くになる。これでは単純計算だと5年で全職員が入れ替わってしまう。

厚労省の役人 達も、法に定められた保険請求を行わせるために記録や型にはまった沢山の基準 を 作り ルーチン ワーク を 増やし て いる


これらは相談員の森下のセリフですが、おもわず「ウンウン」とうなずいてしまうのでは?


国は「介護の問題」を見て見ぬふりをしているとしか思えません。


現場のことを知らない人間がルールを決めるのって、料理をしたことのない人にカレーを作ってといってるようなものですよね。

思わず共感してしまう?登場人物のセリフ


以下のセリフは相談員である森下のものですが

金融機関 の データ による と、金融資産の年代 比率は60歳以上は 60%だそうだ。僕ら30 代 は たった5%。それは そうさ。高い保険料に医療 費、沢山の税金や年金などの強制徴収……


「人口が減っているから現役世代からの税金を増やせばいい」という安易な方針をうちだす日本という国。

その結果、本来なら国を支えるべきはずの若者(現役世代)の死因第一が「自殺」となっています。

はっきりいって「ナニかまちがっている」としか思えません。

続いては、介護職員の待遇についてのセリフ。

そこで 働く人間の給料 は…… 六道が一番よく 分かってると思うけど、六道の年くらいの介護 員 だ と、 正 職員でも手取りで20万円以下 が 殆ど だ。
介護って仕事は身を粉にして、体を壊しながら何とか生活 していくか、 一人では 生活でき ない程度 の賃金のパートや訪問系しか ない……


現場を知っている人なら、グサッとくるものがあるのでは?


Twitterをみているとおなじような感情を持っている人が多いことがわかります。


✓以下、参考ツイート


「身を粉にして、身体を壊しながら働いている人」はいちど立ち止まってみてはいかがでしょうか?

まとめ:100円でこの内容は大満足

書籍 表紙


101円とは思えない大満足な内容となっています。

  • 現在の医療や介護業界の問題点
  • 「虐待行為」をしてしまう人の心理
  • 問題を放置した結果、どのような事態に発展するのか?


といった内容がリアルに描かれた1冊になっており、医療や介護の現場にいる方ならかなり共感できるはず。


たしかに文字の誤植はありますが、読めないレベルではないので目をつぶりましょう。


人手不足により業務の負担が大きい現場で必死に働いている登場人物の姿は「未来の自分」かもしれません。

いそがしい現場にい振り回されて、身を粉にして仕事をしている人にこそ読んでほしい。

そんな1冊となっています。


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