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【知らないと大変】介護サービスの利用には認定が必要?申請方法は?

介護のことで困ったら地域包括支援センターへ連絡


  • 元気だと思っていた親も、ついに介護が必要な状態に
  • とくに大きな病気もなかったから、介護サービスなんて受けたことがない

このような悩みをお持ちではありませんか?

高齢者が転んでケガをしたり、突然発症する脳卒中や心臓の病気によって、介護が必要な状態になることはめずらしいことではありません。

その際に、家族がやるべきこと。

それは「介護サービス」を利用するための手続きをすることです。
(代理の手続きも可能)

まずは全体の流れからみていきましょう。

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介護サービスを利用したい【まずは地域包括支援センターへ】

  • 地域包括支援センターへ連絡
  • 「介護申請」の手続き
  • 介護認定を受ける

介護認定を受けると、介護サービスが利用開始となります。

ちなみに申請から認定までの期間は30日ほどかかることもあるので、必要と感じたら早めに手続きをしましょう。

まずは地域包括支援センターへ

まずは地域包括支援センターへ

まずは地域包括支援センターへ「要介護認定の申請をしたい」と連絡しましょう。
地域包括支援センターでは介護保険や福祉のサービス紹介、手続きの案内をしてくれます。

介護が必要な方の住んでいる場所により担当する地域(※)が決まっているので、わからない場合は市役所などへ問い合わせるか“地域名 地域包括支援センター”で検索してみましょう。

(※)各自治体の小学校or中学校の校区ごとに分けられています。

また地域包括支援センターでは

  • 家族の生活における心配事
  • 認知症となってしまった家族の対応
  • 介護者へのサポート

といった相談も可能です。

とくに介護者へのサポートについては積極的に利用しましょう。

在宅介護をされている場合なら、介護する側のストレスから虐待などが発生することも。
心配なことがあれば早めに相談しましょう。

介護申請の手続き

介護申請の手続き

各自治体の役所で「要介護認定の申請」をしましょう。
本人、もしくは家族が代理で手続きを行います。

必要なもの
  • 申請書
  • 介護保険の被保険者証
  • 健康保険の保険証(第2号被保険者:65歳以下の場合)

遠方に住んでいる場合はどうしたらいい?

急なことなので、家族が対応できないこともありますよね?
そんな時には、地域包括支援センターの職員が代理で手続きをしてくれます。

もし時間が取れない場合は、相談してみましょう。

介護認定を受けるまで

  • 自治体の職員が自宅を訪問、調査
  • コンピューターによる1次審査
  • 介護認定審査会にて介護度が決定(認定)される

以上のようになっています。

認定までの期間としては、申請から30日以内となることがほとんどです。

申請後に自治体の職員が自宅を訪問、調査

役所へ要介護認定の申請をしたら自治体の職員(※)が自宅を訪問。
生活環境や介護を受ける人の調査をおこないます。
(※委託されたケアマネジャーが行うこともあります)

主な調査内容は

  • 生活環境(手すりや段差などがバリアフリーとなっているか?)
  • 介護用ベッド、トイレの使用など
  • 食事は自力で可能か?
  • 薬の管理
  • 移動能力(どのくらいの介助が必要?)
  • 認知機能
  • 家族の支援がどのくらいできるのか

となっています。

コンピューターによる一次判定

コンピューターによる一次判定

上記の調査結果とあわせて、主治医の(※)意見書をもとに、コンピューターによる一次判定が行われます。

(※)意見書とは?

介護が必要な家族の主治医が病歴などを含め、現在の心身の状態をもとに作成。
(自治体より主治医へ作成の依頼がされます)
主治医がいる場合は、積極的にコミュニケーションをとっておきましょう。

介護認定審査会にて介護度が決定される

介護認定審査会にて介護度が決定される

主治医の意見書をもとに医師や看護師、介護専門スタッフで会議、審査をおこない介護度が決定&認定されます。

認定の区分

要⽀援1:⽇常⽣活の能⼒は基本的にあるが、要介護状態にならないように⽀援が必要
要⽀援2:歩⾏が不安定。排泄、⼊浴などでは⼀部介助が必要。⾝体状態の維持や改善の可能性
あり

要介護1:歩⾏が不安定。排泄、⼊浴などで介助が必要
要介護2:起き上がりが⾃⼒では困難。排泄、⼊浴などで全介助が必要
要介護3:起き上がり、寝返りが⾃⼒でできない。排泄、⼊浴、⾐服の着脱は全介助
要介護4:ほぼ寝たきり、排泄、⼊浴などの多くの⾏為が全介助
要介護5:介護がなければ⽇常⽣活をすることが困難。意思伝達も困難

数字が大きいほど多くの介護が必要となります。
またお持ちの疾患などによって、介護度が変わることもあります。

認定された介護度に不安を感じたら・・・

高齢者の身体は日々変化していきます。
また、突然のケガや病気によって身体の状態が大きく変わることも。

このような場合、認定された介護度では介護サービスが間に合わないことも。

そのような時は「区分変更」の手続きを行いましょう。
くわしくは以下のリンクより。

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重要!家族で決めておくべきこと

介護サービスを利用する上で、重要なこと。
それは「キーパーソン」を決めておくことです。

地域包括支援センターの職員やケアマネジャーなど、介護サービスや今後の方針について連絡のやりとりをスムーズにおこなうためにも家族内で中心になって話をする方をきめておきましょう。

ちなみにキーパーソンは、中心になって介護をしている家族でなくても大丈夫です。

例:普段は妹が親の介護をしているが、キーパーソンは兄のケース

ちなみにボクの職場では息子、娘だけでなく兄弟、姉妹がキーパーソンになっているケースもよくみかけます。

まとめ 介護サービスを利用したければ、まずは地域包括支援センターへ

突然、親の介護が必要になったら・・・
  • 地域包括支援センターへ連絡
  • 「介護申請」の手続き(地域包括支援センターの職員による代理申請ができるケースもあり)
  • 介護認定を受ける

介護認定を受ければ、介護サービスを利用できるようになります。

まずは地域包括支援センターへ連絡をして、介護申請の手続きを行いましょう。
状況によっては、地域包括支援センターの職員が代理で申請手続きを行ってくれます。

申請から認定までの期間は30日ほど
大事な家族のためにも、必要と感じたら早めに手続きをしましょう

また介護のことで悩んだときにも、地域包括支援センターに相談してみましょう。
介護が必要な家族のことだけでなく、介護者へのサポートも行っています。

悲しい事件に発展させないためにも、積極的に利用しましょう。

≫≫認定された介護度では介護サービスがもの足りない・・・
そのような時は「区分変更」の手続きを行いましょう。

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