

店舗ビジネスにチャレンジしようと思っている。
できれば静かな環境で仕事をしたいんだけど、心配なのがアポなし営業と電話営業。一人で小さくやる予定だから困るんだよな。
なにか解決策はあるのかな?
このような悩みに答えます。
✔記事を書いた人
店舗ビジネスでもある鍼灸整骨院を開業した経験あり(現在は廃業)
- 電話営業、アポなし営業にストレスを感じていた
- 面倒な営業マンにからまれて悲惨な目にあった
一人でスモールビジネスを立ち上げた時にやっかいなのが、とつぜんやってくる営業の対応。
ノマドワークならともかく、店舗ビジネスではカンタンにあしらえないときもあります。
そんな営業に絡まれないための解決策を、当時の実体験をもとに解説します。
うざい電話&アポなし営業:からまれないための解決策は?3つ
- 相手の手の内、テクニックを知ること
- 身を守ってくれる法律『不退去罪』について
- 電話代行サービスを利用する
相手の手の内、テクニックを知ること
- 「断って申しわけない」といった気持ちを利用してくる
- 相手を受け入れない
さきにお伝えすると、このあたりは、書籍『影響力の武器』における”返報性の原理”や”一貫性とコミットメント”」を読んでいただければ理解しやすいかと思います。
「断って申しわけない」といった気持ちを利用してくる
相手(営業)の立場としては、いちど断られるという前提で飛び込んできます。
電話にしてもおなじです。
まちがっても「いま忙しいので、また今度話を聞きます」なんていったらダメですよ?
相手としては、こちらの「断って申しわけない」といった気持ちを付け込んでくるので。
「 拒否したら譲歩」法は自分の要求を通そうという人が意図的に使うことが考えられ ます し、実際 に使われているの です。
引用元:影響力の武器

少しでも隙をみせたら容赦なく襲いかかってきますよ。
相手を受け入れない
営業に絡まれたくなければ、とにかく相手を受け入れないことです。
開業当初といえば
- 客が来ない
- 仕事が増えない
- 売り上げが伸びない
こんな時には、つい気持ちを許してしまい営業のアポを受け入れてしまうことも。
こうなってしまえば、相手の思うツボ。
親身になって話を聞いてくれたり、アドバイスをくれたりしますが、絶対に断りましょう。
身を守ってくれる法律『不退去罪』について
不退去罪(ふたいきょざい)は、刑法に規定された犯罪類型の一つであり、要求を受けたにもかかわらず人の住居等から退去しないことを内容とする。真正不作為犯である。刑法130条後段に規定されており、同条は前段で住居侵入罪も規定している。
引用:Wikipedia
「帰ってほしい」と伝えたにもかかわらず、店舗内に居座られたら「不退去罪」で訴えることが可能です。
覚えておきましょう。
電話代行サービスを利用する

接客業などで、電話対応がむずかしい方なら電話代行サービスがおススメです。
●電話代行サービス株式会社
●秘書センター株式会社
●電話代行サービスe秘書
相場:電話件数100件/月につき15,000円(月額)ほど
その他、初期費用が必要なケースもあります。
パート、アルバイトが時給1,000円と考えると、電話代行サービスのほうがコストは下げることができますね。
うざい電話&アポなし営業:からまれることで発生するデメリット3つ
- 時間が奪われる
- 作業の手を止められる(集中できない)
- 大事なお客さんを待たせることになる
時間がうばわれる
とにかく貴重な時間が奪われます。
むこうは基本おかまいなしです。
飛び込みならまだしも、電話営業についてはどこから連絡先を仕入れてきたのか?
と思いたくなるくらい、毎日電話がかかってきます。
今の時代に、電話で連絡というのは「相手の時間をうばっている」という想像力すらない証拠。
このあたりは、以前からホリエモンこと堀江貴文氏もよく発言されていましたね。

少なくともアポなしの電話については「非常識」ともいえるので相手にしないでおきましょう。
作業の手を止められる(集中できない)

接客中、あるいは作業中に手が止められます。
集中している時に、店に入ってこられたり、電話が鳴ったりしたらもう最悪。
集中力が一瞬でとぎれます。
シングルタスク型の人(とくに男性)にとってはかなりツラい。
電話なら、最悪とらない、留守電にしておく、といった手段もありますが、飛び込みで来られた場合にはなにかしらの対応が必要です。

放置して、店内にずっといられても困りますからね 笑
大事なお客さんを待たせることになる
美容室などであれば、カットの最中に手が止められるということですね。
こうなると自分だけの問題ではなくなります。
ハッキリいって、お客さんにとっても失礼です。
空気の読める人なら、その場から引き下がってくれますが、なかには居座る人も。

その場では、引き下がってくれたとしても、後日あらためて来られたら、結局のところ迷惑なんですけどね。
✔そうはいっても、なかにはまともな営業もあるのでは?
たしかに、一理あります。
しかし、一方的に売り込まれるモノやサービスに本当に価値はあるのでしょうか?
今の自分にとって、本当に必要なモノであれば、自分からその情報をとりに行きませんか?
ここからは、店舗に営業マンを呼んでしまったボクの悲惨な実体験をお伝えします。
実体験:うざい営業マンに絡まれた時の話

流れとしては以下のとおり。
- 患者さんが来なくて不安になる(心に隙があった状態)
- 営業の電話でアポの許可
- クソ面倒な営業マンがやってくる
- 提示されたLP制作サポートは200万円ほど
- 考えさせてほしいと伝えたら、居直られる(約6時間)
患者さんが来なくて不安になる(心に隙があった状態)
鍼灸整骨院を開業(2019年6月)したものの、まったくといっていいほど患者さんがこないんですよね 笑
自分のマーケティングにかかわる知識が原因ですが…
となると、当然ながら売上はあがらず、不安な日々を過ごすことに…
電話営業にてアポの許可

集患(集客)のお手伝いします!
自分にどういったものが足りないのか?
ヒントになると思い、話を聞いてみることに。
ココが地獄の始まりでした 笑
不安になっていると、人間なにかにすがりたくなるんですよね。
クソ面倒な営業マンがやってくる
やってきたのは26歳のいかにも体育会系な営業マン。

ボクも将来、起業したいと思っています!
ぜひ、手伝わせて下さい!
なんてことをいってましたね。
その真剣な姿に耳を傾けることに。
提示されたLP制作サポートは200万円ほど

サービス内容のくわしい話を聞いてみると「※LP制作サポート」を200万円といった内容でした。

まさかの諭吉さん200人
※LP:ランディングページの略。楽天市場の縦長な商品ページがイメージしやすいかと。
ここで思ったことは
- さすがに高すぎる
- 作ってくれるのではなく「サポート」のみ
- どう考えても費用対効果は期待できない
そもそも、客単価の低い整骨院業界。
年間の売上なんて、普通にやっていたら1000万いけばいいところ。
丸投げで作ってくれるならともかく「サポート」のみ。
そこに200万円だすのは、あまりにも痛すぎます。
「考えさせてほしい」と伝えたら居直られる(約6時間)
ということで、いったん帰ってもらおうと思ったら
まさかの逆切れ 笑

このサービスで実績を出している人はたくさんいるのですよ!
いま、ここでお金をださないでどうするんですか!?
このままでいいんですか?
患者さんが来ないことで、不安になっていたところにグサグサと突き刺さることをいってきます 笑
15時に来てもらってから、気がつけば時計の針は21時をまわったところ。
どうにかこうにか帰ってもらいました…
まとめ
うざい電話&アポなし営業:からまれないための解決策は?3つ
- 相手の手の内、テクニックを知ること
- 身を守ってくれる法律(不退去罪)
- 電話代行サービスを利用する
いちど受け入れてしまったら、以下のようなデメリットが発生します。
- 時間がうばわれる
- 作業の手を止められる(集中できない)
- 大事なお客さんを待たせることになる
とにもかくにも、まずは相手の手の内を知りましょう。
いざとなったら「不退去罪」という法律もあります。
大事なことは
- 「断って申しわけない」といった気持ちを持たない
- 相手を受け入れない
の2点。
仕事に集中するためにも、自分の身は自分で守りましょう。
対策法を知っているか知らないかだけで、対応の仕方が大きく変わります。
すこしでもお役に立てば幸いです。
✔営業マンのテクニックをもっとくわしく知りたい方へ
さきほども紹介した、コチラの書籍がオススメです。
書籍の内容としては、「なぜ人が思考停止で動いてしまうのか?」といったことが、以下の6つの行動原理にそって書かれます。
- 返報性
- コミットメントと一貫性
- 社会的照明
- 好意
- 権威性
- 希少性
書籍を読むことで、売上アップはもちろん、自分の実を守るための知識が手に入ります。
いわば「ビジネスにおける知識の矛と盾」
もうすこしくわしく知りたい方は、以下のリンクを参考にしてみてください。
(鍼灸整骨院をベースに、よくみかける実例をまとめています)
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